市川市   市川市里見公園

市川市     市川市里見公園

里見公園は下総台地の西端、江戸川に面した台地上にあり、このあたりは国府台と呼ばれ、ここに下総国府が置かれ、下総国の政治や文化の中心でした。

その後、室町時代天文7(1538)年10月、足利義明は里見義堯等を率いて国府台に陣をとり北条氏綱軍と戦いました。しかし北条軍が勝利をおさめ義明は戦死し、房総軍は敗退しました。続いて永禄7(1564)年正月、里見義堯の子義弘は再度国府台城で北条軍と対戦しましたが、この合戦も北条軍の大勝で終わり、以降この土地は北条氏の支配するところとなりました。
江戸時代に徳川家康が関東を治めると国府台城は江戸俯瞰の地であることから廃城となりました。明治から終戦まで国府台は兵舎の立ち並ぶ軍隊の街として栄えました。

昭和33年、市川市はこの由緒ある古戦場を記念するために、一般の人々の憩いの場として里見公園を開設しました。

公園内の桜
・ソメイヨシノ  :約200本、 ・サトザクラ :約14本
・カワヅザクラ :  5本、 ・オオシマザクラ : 1本
・ヤマザクラ  :  5本
バラ園
平成15年度市制施行70周年の記念事業として、里見公園噴水広場にバラを植栽しました。また、この一角に、平成16年11月、ドイツ国ローゼンハイムとパートナーシティ締結記念に、同市からつるバラ「マリア・リサ」(一季咲き)が寄贈され、国際親善を深めていまいりました。

主な品種

・ローズいちかわ(2008 日本)
・マリア・リサ(1936 フランス)
・ヘレン・トローベル(1951 アメリカ)
・ピース(1945 フランス)
・プリンセス・アイコ(2002 日本)
・スパニッシュビューティー(1927 スペイン)
112種、700株